TOP BACK MAIL
MENUページへ戻ります ひとつ前のページへ戻ります メールを送信します

第2回 パーツの切り離し

「部品のカット〜? そんなんニッパーでパチンパチン切ればいいじゃん」なんて思ってませんか?
実は、「素組み」ではそう簡単にはいかないのです。
「素組み」は基本的には色を塗りません。プラスチックの地色そのままを利用します。つまり、「部品に傷を付けてはいけない」のです。塗装までするのなら、傷をパテなどで修正すれば、上に色を塗ることで消えますが...。
ということで、素組みではより慎重な作業を必要とするのです。

1.パーツの切り離し

まず、部品をニッパーで切り離します。決して、手でちぎらないように。(笑)
ゲート(部品とランナーをつなぐ部分)数ミリを部品側に残した位置で切り取ります。写真の水色のラインくらいを目安にして下さい。
このくらい余裕を持って切ってね

こんな感じですこし残して下さい。
ちょっとだけゲート部分を残すの

もし、ゲート部分にニッパーを入れにくい場合には、ランナーの適当な位置で一旦部品といっしょに切り離し、その後でゲート部分にニッパーを入れて下さい。
思い切ってランナーごと切っちゃえ

2.ゲート部分をきれいにする

残ったゲート部分を、ニッパーでさらに残り1mmくらいになるように切り取ります。もし、ニッパーで切り取りにくかったら、そのままにして次に進んで下さい。
この絶妙なニッパーさばき(爆)

わずかに残ったゲート部分を、棒やすり→1000番以上のサンドパーパーで平らになるように削っていきます。
棒やすりは押して削ります。押し引きで削るとブレやすいので注意しましょう。決してゲート部分以外を削って傷を付けないように注意して下さい。
特に最近のキットには「メッキコーティング」されたパーツがあります。こいつで傷を付けたらどうにもなりませんので、慎重に慎重に。
時折、指先で触ってゲート部分が残っているか確かめながらしましょう。こつは、「かすかに残ってる感じがするけど、まあいいか」くらいで止めることです。(笑)
ちなみに、私の場合は棒やすりを使わず、デザインナイフで切り取った後、1200番のサンドペーパーで仕上げています。
減色に失敗してますすんません